みなさんこんにちは。2Duoです。OPPOからFind N3の後継機として発売されたOPPO Find N5を購入しました。このレビューでは、Find N5の特徴や、使用する中で感じたイマイチなところやいいところについて書いていきたいと思っています。
これはなに

OPPOが開発・販売している折りたたみスマートフォン、Find Nシリーズの、横折り型としては4世代目のモデルです。
レビューに用いた個体のスペックは下記のとおりです。
モデル名 | OPPO Find N5 |
リージョン | グローバル版 |
RAM容量 | 16GB |
ストレージ容量 | 512GB |
SoC | Snapdragon 8 Elite (7コア版) |
OPPO Find N5の外観
まずは閉じた状態からです。サブ画面側ですね。

左上および左下のデザインに、先代モデルであるFindN3に似た雰囲気を感じます。折りたたみスマホのサブ画面としては画面角のアールは大きめですね。


背面側はガラスのデザインが凝っており、見る角度によって模様が現れます。OPPOロゴはガラスの表面加工ではなく、鏡面仕上げになっている金属が埋め込まれています。

カメラ部です。カメラ部の出っ張りは第一印象としては控えめです。また先代のN3よりもカメラカバーの黒い部分が小さくなっており、Hasselbladロゴや記載された文字も含めてコンパクトになっているため、洗練された印象を受けます。

フレーム部分です。iPhone 15 Proシリーズに見られるようなヘアライン加工がされています。

各種ボタン類です。ここ数年のOPPOはアラートスライダーが搭載されていていいですね。後述しますが、これらのボタン配置はかなり本体の上の方になっていると感じます。

本体を開いたところです。ディスプレイサイズは8.12インチとのことで、メインディスプレイもやはり画面角のアールは比較的大きいと感じます。
OPPO Find N5の特徴
薄くて軽い

以前にHONOR Magic V3を購入した時、その薄さにかなり感動した記憶がありますが、Find N5はそれよりもさらに薄くなっています。具体的には、折りたたんだ時に8.93mm、開くと4.21mmです。
また、重量についても実測値で235gと、非常に軽くなっています。
目立ちにくい折り目


Find N3に引き続き、メインディスプレイの折り目が目立ちにくいです。完全に折り目が見えないわけではありませんが、正面から見た時は全く目に入りませんし、斜めから見た時も折り目の存在は確認できるものの、見やすさに影響するほど大きな溝にはなっていません。
マルチタスク面

HONOR Magic V3ではiPadのドックのような機能が搭載されていましたが、それとほぼ同等の機能を持つドックが実装されました。これにより、どのアプリを開いている状態でも、必要な時だけドックを引き出して、アプリを開くことが可能となりました。


また、先代より出来ていた、アプリを3つ同時に表に出す機能も引き続き搭載されています。
耐水性能
Find N5は、折りたたみデバイスとしては初めてのIPX6/IPX8/IPX9の防水規格に対応しています。IPX8のみに対応した折りたたみはこれまでたくさん出てきましたが、それ以外のIPX6とIPX9が折りたたみとしては初です。
これにより、これまでの他の折りたたみスマホよりも耐水性が高まっており、シャワー等の環境でも問題なく使用できるようになっています。
折りたたみ初のテレマクロ対応


FindN5は、折りたたみスマホとして、またOPPO製スマートフォンとして初めてのテレマクロ対応モデルです。その最短焦点距離は実測で9cmです。ようやく時代の流れに追いついた感じがありますね。
OPPO Find N5のここがイマイチ
巷では先代モデルのFind N3からの完全なアップグレードモデルだと言われていたりもしますが、筆者は全くそう思いません。下記のような理由があります。
ヒンジの開閉音
OPPOの横折りタイプのモデルはこれまで、Find Nに始まり、N2、N3、N5と続いてきていますが、N3までは一貫して非常に開閉音が心地よいヒンジが採用されていました。空気が抜ける音というか、唯一無二の音が鳴るんですよね。筆者としてはそこがOPPOを選ぶ大きな理由の一つだと感じていたほどです。
ところが今回のN5は、その薄さからくるものなのか、この心地よい開閉音が消えてしまいました。板と板を合わせたみたいな、そういう薄っぺらい音になってしまったんですよね。個人的に26万円の音だとは感じません。残念です。FindN5より僅かに分厚いMagicV3はもっとしっかりとした開閉音だったので、この点でちょっとサボってるんじゃないのか、という印象を受けてしまいます。
物理ボタンの位置

ここ最近のFindシリーズ全てで共通しているのかもしれませんが、電源ボタンおよび音量ボタンの位置がかなり上です。筆者はもう慣れたので問題ないですが、慣れるまでにちょっと苦労します。
自然な形で片手で持った時に、指紋センサーの下半分にしか親指が当たらない、そんな感じです。下手するとFindN5の音量-ボタンの位置あたりに、一般的なスマートフォンの音量+ボタンがあるかもしれません。
指紋認証

指紋センサーがイマイチです。どうイマイチかと言うと、指紋が1度に登録できるエリアが狭いです。
指紋登録時にセンサー上で指をゆっくり動かしていく方式が採用されているのですが、ここで指全体を登録しようとすると、高確率で指紋認証時に失敗します。対策として筆者は、指を左半分と右半分でエリア分けし、一つの指に対して2回指紋を登録しています。こうすることで指紋認証は毎回一発で通るようになりました。
付属ケース

付属ケース、ヒンジまで保護してくれるのはありがたいんですが、サブ画面側が一切保護されないのが残念です。筆者はサードパーティ製のアラミドケースを購入したためサブ画面側を守れていますが、中華スマホといえばケースが付属するイメージがあった筆者にとって、これは少し残念です。
OPPO Find N5のここが好き
カメラ周り
記事にはしていませんが筆者は以前OPPO Find X8 Proを持っていたことがあり、その時にも感じたことですが、最近のOPPOはカメラ部の出っ張りを薄くしようと努力しているように見えます。実際にFind N5のカメラ部の出っ張りは比較的薄めで、実測値で4mmです。
それでいて、先述したテレマクロ対応を含めある程度のカメラ性能を持っており、この点は気に入っています。
搭載OSがColorOSであること

先述したマルチタスク性能もそうですが、ColorOSは非常に洗練されている印象があり、ColorOS系列が載った折りたたみスマホは個人的に気に入っています。
また、関連してアラートスライダーが搭載されているのも、画面をつけなくても物理的なスイッチを確認・操作するだけでマナーモードにできるため、好きです。
スタイラスペン対応
FindN5は従来モデルに引き続きOPPO Penに対応しています。折りたたみ端末のスタイラス対応は進んできているとはいえ、vivoなどの折りたたみはスタイラス非対応であることを考えると、これはメリットの一つとしてカウントできると感じます。
まとめ
内容薄めのレビューになってしまいましたね。でも実際筆者がFindN5に抱いた印象も似ていて、確かに薄くて軽くて良いスマホではあるんですが、ワクワク感や目新しいところはないというのが正直な感想です。
先代のN3から完全に全てがアップグレードしたわけではないと感じており、その辺りも含めてN3との比較レビューを書こうと思っています。多分。書けたら書きます。むしろそっちが本編まであるかも。
以上です。
コメント
ところが今回のN5は、その薄さからくるものなのか、この心地よい開閉音が消えてしまいました。板と板を合わせたみたいな、そういう薄っぺらい音になってしまったんですよね。個人的に26万円の音だとは感じません。残念です
いや、音はどーでもええやろ、26万の音てなんや
実際使ってみると分かるんですけど、結構音大事ですよ!
30プリウスの2列目のドアみたいな感覚かと!