iPad mini (A17 Pro) レビュー

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みなさんこんにちは。2Duoです。

突然ですが、筆者は冬になるとiPad miniを購入しています。それ以外の時期には折りたたみスマホを使用しているのですが、冬になるとディスプレイが固くなり、若干の怖さを感じるためです。

去年もその理由でiPadminiを購入しましたが、当時はiPad mini 6が最新モデルであったため、それを使用していました。

今年はちょうどタイミングよくA17 Pro搭載のiPad miniが登場したため、使用感等のレビューついでにこちらを購入しています。

というわけで、冬以外の時期に折りたたみスマホの開いた方のディスプレイで行っていた作業をすべてiPadでやるようになってしばらく経ったため、使用感をレビューしていきます。

あらかじめ前置きしておきますが、結構内容の薄いレビューになってます。理由はまとめのところに書いています。

これはなに

Appleが販売する、iPad miniシリーズの第7世代です。製品名やモデル名にはどこにも第7世代とは書いていませんが、第6世代の次に出たので第7世代です。でもAppleはこれを第7世代と呼んでいないので、次に出るminiが第7世代になる可能性があります。

先代のmini第6世代との大きな違いは搭載SoCの違いです。先代ではA15を搭載していたところ、今回のモデルではA17 Proが採用されています。iPhone15Proシリーズと大体一緒です。

それ以外は第6世代とほぼ同じスペックであり、強いてあげるならば対応するApple Pencilのモデルが第2世代からProへと変更になりました。

そんな感じなので、下記レビューの内容にはiPad mini(第6世代)に共通するものもあると思います。

iPad mini (A17 Pro)の特徴

Apple製品ですし、どこか特筆すべき機能があるとか、そういうものではないです。とはいえ逆にApple製品ですから、全体的にしっかり詰められた製品になっています。

持ち運びに苦労しない適度なサイズ感

iPad miniのディスプレイサイズは8.3インチです。この8インチクラスのタブレットというのは非常に持ち運び性に優れており、ちょっとした鞄にはもちろん、頑張ればズボンのポケットにも入ります。

また電車等の公共の場所でも、適度に大画面であるため、ちょっと電子書籍を読んだり、ちょっとゲームをしたり、などと頻繁にスマートフォンより大きいディスプレイで作業をしたいという場面にぴったりだと感じています。

しかもこのサイズ感でありながらしっかりとハイエンドの性能を備えており、一切の不満なく色々な作業が行えるのが強みです。

あとはディスプレイの比率ですね。筆者の用途があくまで折りたたみスマホの代替であるため、一般的な視点ではないかもしれませんが、たいていの折りたたみスマホがほぼ正方形の比率でディスプレイを設計しているところ、iPad miniはちょうど良い比率となっています。これは原神をプレイするときに特にいいなと感じています。

搭載SoCのアップグレード

これは先代と比較しての話です。すでに上でも触れていますが、A15からA17Proへと2年分のアップグレードをしています。ベンチマークのスコア上では以下のような差が出ています。左側がiPad mini6、右側がmini (A17 Pro)ですね。

これはAntutuです。

こっちがGeekbenchのCPUベンチマークですね。

で、これがGeekbench AIとやらです。AppStoreにあったのでやってみました。Neural Engineを使った際のスコアです。

おおよそ1.3倍の性能向上にもかかわらず、主観ですがバッテリーの駆動時間は大差ないように感じます。

iPadOS

これがiPadminiシリーズの最大の強みだと思います。簡単で、かつ直感的な操作で行えるマルチタスキングをはじめとして、より大きい画面を備えたiPadPro等で行えることがこの8インチ強のデバイスでも行えるのは本当に強いと感じています。

加えて後述しようと思っていますが、やはりAppleのエコシステムは素晴らしいと感じます。AirDropやSideCarなどの機能を筆頭に、このブログを執筆する上でも非常に活躍しています。

スタイラス対応

Apple Pencilのことですね。サイズがサイズなので、ちょっとしたメモ帳としても使うことができます。また今回からApple Pencil Proに対応したことで、Apple Pencilから得られるフィードバックが増えました。

具体的には、画面上で長押しすると振動フィードバックが得られるようなコンテンツ、例えばホーム画面のアプリやコントロールセンターの各項目などを長押ししたときに、Apple Pencilが震えます。

加えて、ペンをダブルタップした際のフィードバックが得られるようになったことや、強く握ることで特定のアクションを実行できるようになったのも今回からの特徴です。

iPad mini (A17 Pro)のここがイマイチ

切られてしまったApple Pencil 第2世代のサポート

これ、iPadProでサポートするApplePencilのモデルが変わったのはまだわかるんですよ。フロントカメラの位置が従来の本体上部からApplePencilの充電部の近くへと移動になった関係で、Pencilとの接続方式が変わったのかな、みたいな推測ができていたんですよね。

でもminiってフロントカメラの位置が変わっておらず、完全にmini第6世代と同じ配置です。それだったらPencilProに対応しつつ従来のPencil第2世代にも対応するとか、そもそも第2世代のみで継続するとか、そういうのはできなかったんでしょうか。

そもそもmini第6世代でPencil第2世代を使用していたユーザーが、mini(A17Pro)に乗り換えるというケースはAppleにとって多くないもの、と認識されてるんでしょうか。わかりません……

そんなわけで、これまで使用していたPencil第2世代はもう使用できなくなったので、筆者はPencilProを購入しました。

生体認証方式

iPad miniは第3世代の頃からずっとTouch IDを採用しています。これがホームボタンと一体型になっていた頃はなんの不満もなかったんですが、電源ボタンと一緒にされてしまうと、iPadを机などに置いた状態で生体認証が使用しにくいというデメリットが出てきます。

これがスマートフォンに搭載された側面指紋認証なら、まだ本体も軽量でコンパクトであり、持ち上げて認証が簡単に行えるのですが、iPadとなってくるとたとえminiであっても持ち上げて指を当てるのが若干面倒だと感じています。

FaceID、載せてくれねえかなあ……

iPad mini (A17 Pro)のここが好き

改善されたゼリースクロール現象

iPad mini第6世代のかなり大きな不満点として、このゼリースクロール現象が挙げられます。本体を縦向きに使用しコンテンツを縦向きにスクロールしている際、コンテンツが横一列に移動しないという問題でした。

iPad mini (A17 Pro)ではこれが改善されており、ほぼ同時に横一列が動くようになりました。むしろこれが標準的なことであると言えばそうですが、それでも不満点が解決されているのはありがたいことです。

増えたRAM容量

iPad mini第6世代は4GBのRAMを搭載していましたが、iPad mini (A17 Pro)では8GBと倍に増えました。いくらiOSがRAMの管理が上手いからといって、流石にゲームとブラウジングの切り替え作業等はストレスに感じることがありました。

改めて第6世代とA17 Proで同じような作業を並べて行なってみましたが、やはりA17 Proの方がタスクの切り替えがスムーズだと感じました。

Apple製品であること

VisionProのレビューでも書いたと思うんですが、iPad miniも例に漏れずAppleのエコシステムの素晴らしさをしっかり感じることができる機種です。

具体的な筆者の使い方としては、Macで作成した資料をiPadにAirDropで送り、ApplePencilでメモ書きをしたのちまたMacに戻したり、SideCarを利用して手軽にMacのサブモニターを作ったり、Macのキーボードとトラックパッドを使用してiPadを操作したり、iPhoneに刺しているSIMの電話番号宛にかかってきた電話を自分の一番近くにあるApple製品で取ったり、などといった感じです。

もちろんMac、iPhone、iPad、Apple Watchなどと身の回りのApple製品を増やせば増やすほどより恩恵を得られるため、iPadを唯一のApple製品として使用する場合はこの項目は関係ないかもしれませんね。

まとめ

結局iPad mini (A17 Pro)ってiPad mini第6世代からのマイナーチェンジモデルであり、それゆえにあまりレビュー記事として特筆できるような点が見当たりませんでした。あとは筆者にとってすでにiPadがある生活が当たり前になってしまっており、今更改めてこれの特徴を探すのは大変だったといったところですね。

確実に言えるのは、iPad miniは適度なサイズ感のおかげで持ち運びが容易でありつつもちょうど良いディスプレイを備えており、特にiPadを持ち運ぶ機会が多いケースでは非常に便利だということです。

これをお勧めしたいのは、電車で移動する機会が多く、その間のコンテンツ消費を大画面でしたい人、あとはスマホのディスプレイサイズでは物足りないものの、大きいタブレットでは逆に大きすぎて不便だと感じる人、といった感じですね。

あと、Apple Intelligenceが使えていればまた違った評価になっていたかもしれません。そもそも日本では記事執筆時点ではまだ利用できないので、特に触れていませんが…

以上です。

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